映画館

2008年11月23日 映画
「貝」を見て来ました。
やはり、ホールのスクリーンより、
映画館のスクリーンの方がくっきりはっきり見え、
画面も大きく、音も良くて、台詞がよく分かりました。

試写会では話の流れを追いかけるので精一杯だったけど、
今回は一応流れは知っているので、
次はあの場面というのが分かってて、
脇のひとりひとりの台詞や表情も見落とさないように、
しっかりと見届けて来ました。

でも、最後が分かっているだけに、
そこに近づくのが怖いと言う気持ちになって、
中居君が「もう二度と映画に出るのはいやだ」と思ったように、
私も辛い場面を見るのはもういやだと言う気持ちになりましたが、
エンドロールまで見届けると、また見たい気持ちになるのでした。

「模倣犯」の時もそうだったんですが、
映画に出てくるのは中居君ではなく「豊松」で、
中居君にはテレビで会えるけど、
豊松にはスクリーンでしか会えないと思うと、
また、会いたくなるのです。

ここから少しネタバレです。

今回思ったこと。
処刑されたら、遺体は遺族には返さず、埋葬場所も知らせない。
これって、湖に消えてしまった直江先生より哀しい。
でも、実際に遺体を見ていないと、
いつか帰ってくるような気持ちになり、
そこから「花の匂い」の歌詩に繋がっていくのかな?と思いました。

そして、中居君が言っていた、
納得しない死というものも、最初より強く感じました。
前は豊松や処刑された人のことだけを指しているのだと思ってましたが、
実際は、空襲や原爆で無くなった人も
何故死ななくてはならないのか、
納得できずに死んでいった人たちだったんです。

今現在でも紛争やテロなどで、命を落とす人が大勢いるのです。
巻き込まれた一般の人たちに罪など無いのです。
やっと、中居君の言葉が私に胸に納まりました。深い言葉でした。

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