普通ということ

2007年11月24日
22日は怒涛のように忙しい1日になりました。
朝、小学校で本読み。
昼仕事。夜、ピッキーの塾の送迎。

その合間に高校から電話がありました。
アー君が激怒して、今学校を出たと担任の先生から。

水曜日、指の骨折のために見学していた、
体育の補充のために、校舎周りを10周走らされてアー君は、
苦しくて辛いので、レポート提出に変えて欲しいと、
まず、担任に直訴しました。
担任からは、体育の担当に話せと
言われ、体育の先生に言ったら、
診断書が無いとダメだで、追い返されたんです。

授業中に怪我をして、やむを得ず見学しているのに、
罰のように走らされ、1周のタイムが2分を越えると、
遅いと叱咤され、もの凄く苦しかったらしいです。
それが、1時間見学したのと同じとされるなら、
後何回、走らなければいけないのかと思い、
絶望して、暴れまくりました。

親としては、一言いわずにはおれませんでした。
生まれつきの心臓病で、2回手術して、
今でこそ、普通に生活していますが、
2度目の手術を終えた5歳まで、
アー君はまともに走ることもできず、
坂道を普通に歩くこともできなかったのです。
幼少時、一番運動能力が伸びる時期に運動できなかったこと、
それが今、影響がないとは言えません。
それなのに、走る速度が遅いと怒られる。

発達障害の主な症状に、
情報の処理が上手くできないと言うのがあります。
言われたことを全部、そのままの意味で受け取るのです。
学科の授業では、次のテスト頑張れと言われ、
体育ではしっかり走れと言われ、
どの情報を聞き流してよくて、どの情報が大事なのか、
本人には判断ができないのです。

普通の生活が出来るようにと、
私は勉強を見てきたし、行動面も配慮してきました。
もちろん会に入ったことで支援も受けたし、
病院の薬にも助けてもらっている。
そんな中、普通高校に入り、
皆も喜んでいたのです。

それが良かったのか?と思える、今回の事件です。
もっと、障害者らしくしていたら、
配慮があったのでしょうか?
何か泣けてきました。

医師の診断書がないのに、アー君一人だけ、
走る補充を止めることは、
他の子の手前できないの1点張り。
心臓病の手術後の経過観察中という書類は提出してるのに。
学校って、そんなところなんでしょうか?

23日も朝から大暴れをして、
私は自分より大きいアー君を押さえつけ無理やり、
薬を飲ませて治めました。
こんなに苦しんでいるのに。
アー君が普通の子でいるのには、
はかりしれない努力が必要なのに、
認めて貰えないのでしょうか。

とりあえず、担任はもう一度、体育の先生に話してみると、
言ってはくれましたが、
医師の診断書も必要とのことで、
私は心療科の方に頼むことにしましたが、
いまだ、釈然としていません。
書類さえあればという、その態度にです。

「仰天ニュース」でもあったように、
昔は亡くなってしまうような大きな病気の子も、
手術で普通の子と同じように元気に育つようになりました。

発達障害の子も支援が無ければ、
そのまま、その子の持つ能力を伸ばすことも出来ず、
障害者として生きるしかなかったのに、
今は、多くの支援を受け、普通の子のように
生きることができて、
普通高校にも入る子が増えると思うのです。

これからの入学するアー君のような後輩のためにも、
ここは先生に変わってもらいたいと、
私は強く思っています。

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